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一滴
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ひとしづく
ふりがな文庫
“
一滴
(
ひとしづく
)” の例文
暫し、彼が顏をそむけたとき、私は
一滴
(
ひとしづく
)
の涙が閉ぢた
瞼
(
まぶた
)
から流れて、男らしい頬に轉び落ちるのを見た。私の胸は迫つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
生ける時は我ゆたかにわが望めるものをえたりしに、いまはあはれ水の
一滴
(
ひとしづく
)
をねぎもとむ —六三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
雪は
活物
(
いきたるもの
)
にあらざれども
変
(
へん
)
ずる
所
(
ところ
)
に
活動
(
はたらき
)
の気あるゆゑに、
六出
(
りくしゆつ
)
したる
形
(
かたち
)
の
陰中
(
いんちゆう
)
或は
陽
(
やう
)
に
象
(
かたど
)
る
円形
(
まろきかたち
)
を
具
(
ぐ
)
したるもあり。水は
極陰
(
ごくいん
)
の物なれども
一滴
(
ひとしづく
)
おとす時はかならず
円形
(
ゑんけい
)
をなす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
するつもりだつたと思ふよ。長崎屋は下戸で酒は
一滴
(
ひとしづく
)
も呑まないから、これは下手人にする
銭形平次捕物控:167 毒酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お取にてと
問
(
とは
)
れて老人
一滴
(
ひとしづく
)
ホロリと
泪
(
なみだ
)
を
翻
(
こぼ
)
しながら初て
逢
(
あつ
)
た此方衆に話すも
最
(
いと
)
ど
面伏
(
おもぶせ
)
ながら
不※
(
ふと
)
した事から此樣に
吾儕
(
わし
)
の家にて
酒食
(
しゆしよく
)
するも何かの縁と思ふ故
我身
(
わがみ
)
の
恥
(
はぢ
)
を包もせで話すを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
あまりひどく
悄氣
(
しよげ
)
込んでるので、もう二三
言
(
こと
)
云ふと涙が出さうです——それ、もうそこに、キラ/\光つて、濕つて、
一滴
(
ひとしづく
)
睫
(
まつげ
)
からこぼれて敷物の上に落ちた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“一滴”の意味
《名詞》
液体の一しずく。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
滴
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
“一滴”で始まる語句
一滴々々