“はなしごゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
話声50.0%
噺聲25.0%
話聲25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盆栽ぼんさいならべた窓のそと往来わうらいには簾越すだれごしに下駄げたの音職人しよくにん鼻唄はなうた人の話声はなしごゑがにぎやかにきこえ出す。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しかしながら假令たとひどうでも噺聲はなしごゑきこえてあをけぶりつてれば、わづかでも循環めぐつてるものゝやうにきてえるのであるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎはさらしのけておりようとすると、其處そこがけまへにひよつこりと高瀬船たかせぶね帆柱ほばしらやみいてたつる。みづちかくこそ/\とひと噺聲はなしごゑきこえる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すると其處そこ院長ゐんちやうは六號室がうしつるとき、にはからすぐ別室べつしつり、玄關げんくわん立留たちとゞまると、丁度ちやうど恁云かうい話聲はなしごゑきこえたので。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)