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はなしごゑ
語句 | 割合 |
話声 | 50.0% |
噺聲 | 25.0% |
話聲 | 25.0% |
盆栽を
並べた窓の
外の
往来には
簾越しに
下駄の音
職人の
鼻唄人の
話声がにぎやかに
聞え出す。
然しながら
假令どうでも
噺聲が
聞えて
青い
煙が
立つて
居れば、
僅でも
血が
循環つて
居るものゝやうに
活きて
見えるのであるが
おつぎは
更に
篠を
分けておりようとすると、
其處も
崖で
目の
前にひよつこりと
高瀬船の
帆柱が
闇を
衝いて
立て
居る。
水に
近くこそ/\と
人の
噺聲が
聞える。
すると
其處で
院長は六
號室で
有ると
聞き、
庭から
直に
別室に
入り、
玄關の
間に
立留ると、
丁度恁云ふ
話聲が
聞えたので。