“はなしごえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
話声83.3%
談話声11.1%
談声5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと気がつくと、二人の客の話声はなしごえがいつの間にかやんで、その代りに、調子の違った二通りのいびきが、部屋の向側むこうかわから響いていました。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
隣家となりといっても、実は壁一重ひとえの事だから、人の談話声はなしごえがよく聞えるので、私は黙って耳をすまして聴いてると、思わず戦慄ぞっとした、隣の主人が急病で死んだとの事だ、隣家となりの事でもあるから
闥の響 (新字新仮名) / 北村四海(著)
かくてその夜は十時頃まで富岡老人の居間は折々談声はなしごえが聞え折々しんと静まり。又折々老人の咳払せきばらいが聞えた。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)