“談話声”の読み方と例文
読み方割合
はなしごえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四番室の内に忍びて、泰助は壁に耳、隣室の談話声はなしごえを聞けば、おのが跟けて来し男の外になお一人の声しけり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
隣家となりといっても、実は壁一重ひとえの事だから、人の談話声はなしごえがよく聞えるので、私は黙って耳をすまして聴いてると、思わず戦慄ぞっとした、隣の主人が急病で死んだとの事だ、隣家となりの事でもあるから
闥の響 (新字新仮名) / 北村四海(著)