噺聲はなしごゑ)” の例文
しかしながら假令たとひどうでも噺聲はなしごゑきこえてあをけぶりつてれば、わづかでも循環めぐつてるものゝやうにきてえるのであるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎはさらしのけておりようとすると、其處そこがけまへにひよつこりと高瀬船たかせぶね帆柱ほばしらやみいてたつる。みづちかくこそ/\とひと噺聲はなしごゑきこえる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)