“とゝさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
父樣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見得みえかまはずまめなりくりなりつたをべてせておれ、いつでも父樣とゝさんうわさすること、出世しゆつせ出世しゆつせ相違さうゐなく、ひと立派りつぱなほど
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
母樣はゝおやは子に甘きならひ、聞く毎々こと/″\に身にしみて口惜しく、父樣とゝさんは何と思し召すか知らぬが元來もと/\此方こちから貰ふて下されと願ふて遣つた子ではなし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
母親はゝおやあまきならひ、毎々こと/″\にしみて口惜くちをしく、父樣とゝさんなんおぼすからぬが元來もと/\此方こちからもらふてくだされとねがふてつたではなし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なあ父樣とゝさんぺんいさむさんにふて十ぶんあぶらつたら御座ござりましよとはゝたけつて前後ぜんごもかへりず。
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)