“とゝさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
父樣88.9%
父様11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいかはらず父樣とゝさま御機嫌ごきげんはゝをはかりて、我身わがみをないものにして上杉家うへすぎけ安隱あんおんをはかりぬれど。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
言葉ことばではつくされぬ不幸ふしあはせぢゃ。……なう、父樣とゝさま母樣はゝさま何處どこにぢゃ。
奉公人だと思って台所の隅へでも置いてくだされば有難うがんす、私は八歳やっつの時から此のうちに貰われて来て、死んだ父様とゝさまの丹誠で大きくなりましたから、是から恩返おんげえしをしなければならない身体
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)