“おとっちゃん”の漢字の書き方と例文
語句割合
父様100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外戸おもてどの隙からそッと透見すきみをして、小さな口で、(母様かあちゃん父様おとっちゃん家に居るの?)と聞くんだよ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私も思わず莞爾して、引ッたくるように膝へのせて、しっかりだきしめて頬をおッつけると、嬉しそうに笑ッちゃあ、(父様おとっちゃんが居ないと可い)と、それまたお株を言うじゃあないかえ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そうしてね、(父様おとっちゃんが居ないといねえ。)ッて、いつでも、そう言ったわ。」
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)