“つれなし”の漢字の書き方と例文
語句割合
無情100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苔(こけ)のしたにて聞(き)かば石(いし)もゆるぐべし、井戸(ゐど)がはに手(て)を掛(かけ)て水(みづ)をのぞきし事(こと)三四度(ど)に及(およ)びしが、つく/″\思(おも)へば無情(つれなし)とても父樣(とゝさま)は眞實(まこと)のなるに、我(わ)れはかなく成(な)りて宜(よ)からぬ名(な)を人(ひと)の耳(みゝ)に傳(つた)へれば
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこねもして愛想(あいそ)づかしの種(たね)にもならば云(い)はぬに増(まさ)る愁(つ)らさぞかし君(きみ)さまこそ無情(つれなし)とも思(おも)ふ心(こゝろ)に二ツは無(な)し不孝(ふかう)か知(し)らねど父樣(とゝさま)母(はゝ)さま何(なん)と仰(おほ)せらるゝとも他處(よそ)ほかの誰(た)れ良人(をつと)に持(もつ)べき八重(やへ)は一生(いつしやう)良人(をつと)は持(も)たずと云(い)ふものから我(わ)が身(み)とは自(おのづか)ら異(ことな)りて關係(かゝ)はることなく心安(こゝろやす)かるべし浦山(うらやま)しやと浦山(うらやま)るゝ我(われ)を
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)