“つれなき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無情75.0%
強面25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゑゝいつもの通りの心根と遣る瀬なき思ひを眼に集めて、少し涕の恨み顏、何を憎んで其やうに無情つれなきそぶりは見せらるゝ、言ひたい事は此方にあるを、餘りな人とこみ上るほど思ひに迫れど
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ゑゑいつもの通りの心根とる瀬なき思ひを眼に集めて、少し涙の恨み顔、何を憎んでそのやうに無情つれなきそぶりは見せらるる、言ひたい事は此方こなたにあるを、余りな人とこみあぐるほど思ひに迫れど
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
捨るぞや強面つれなきおやうらみなせぞたゞ此上は善人よきひとに拾ひ上られ成長せば其人樣を父母と思ひて孝行かうかうつくすべしと暫時しばし涙にくれたりしがかゝる姿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
色々入り込んだ訳もあろうがさりとては強面つれなき御頼おたのみ、縛ったやつてとでもうのならば痩腕やせうでに豆ばかり力瘤ちからこぶも出しましょうが、いとしゅうていとしゅうて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)