“つれなく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無情40.0%
難面40.0%
強面20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をとこにてもあれかしと敢果はかなきことうらなひて、表面うわべ無情つれなくつくれども、子安こやすのおまもなにくれと、ひとよりきてことそのまゝ、不案内ふあんないをとこなれば間違まちがひだらけ取添とりそへて、美尾みをはゝ萬端ばんたんたのめば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あか/\と日は難面つれなくもあきの風
芭蕉について (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
強面つれなくいたさるゝこと誠に朝夕目もあてられぬ次第故私し共三人の者種々いろ/\いさめ候へ共いさゝかも取用とりもちひ之なく非道の所置日々に増長ぞうちやう致すに付藤五郎も若氣わかげにて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
越前守殿どうぢや平左衞門あれにても島をすくふ心なりしやと申されけるを平左衞門はすこしおくせず仰には候へどもわたくし儀主人の前をはゞかり表向は島を強面つれなくいたしたるゆゑ島は女心に私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)