“こわもて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強面94.1%
強持5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
強面こわもての合力を申し入れるか、或いは身ぐるみ脱いで置いて行けとかの型になるのだが、その事はなく、高笑いした仏頂寺は存外なごやかな声で
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これを無条件に礼讚せざるものは、健全な日本文化人に非ずという強面こわもてをもって万葉文学、王朝文学、岡倉天心の業績などが押し出されたのであった。
今日の文学の展望 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
強持こわもての異種の花どもにとっても、ダイナ颱風は痛手だったらしく、むやみに振りまわされたあとの長雨で、土から浮きあがった根を洗われ、つまりはデラシネ(根切れ)になって
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)