“ちやうけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長劍66.7%
長劒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べつに、かたには更紗さらさ投掛なげかけ、こし長劍ちやうけんいた、するどい、はだか筋骨きんこつ引緊ひきしまつた、威風ゐふう凛々りん/\としたをとこは、しま王樣わうさまのやうなものなの……
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
社會の組織、社會の制度、社會の状態、社會の缺陥けつかん==何故人間社會には、法律はふりつ條文でうぶんじゆん査の長劍ちやうけんが必要なのであらうか。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
和蘭陀オランダのはさわがなかつたが、蕃蛇剌馬ばんじやらあまん酋長しうちやうは、おび手繰たぐつて、長劍ちやうけんつかけました。……のお夥間なかまです……ひと賣買うりかひをする連中れんぢうは……まあね、やり給仕きふじが、これあわてて受取うけとつたつて。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
〔評〕南洲弱冠じやくくわんの時、藤田東湖ふじたとうこえつす、東湖は重瞳子ちやうどうし躯幹くかん魁傑くわいけつにして、黄麻わうま外套ぐわいとう朱室しゆざや長劒ちやうけんして南洲をむかふ。南洲一見して瞿然くぜんたり。乃ち室内に入る、一大白をぞくしてさけすゝめらる。