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だたみ
ふりがな文庫
“だたみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
畳
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畳
(逆引き)
その三
人
(
にん
)
の
席
(
せき
)
からは、はるかに
下
(
した
)
の
方
(
ほう
)
に
下
(
さ
)
がった
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
に、
破
(
やぶ
)
れ
畳
(
だたみ
)
をしいて、
鉢
(
はち
)
かつぎをそこへ
座
(
すわ
)
らせ、みんなで
恥
(
はじ
)
をかかせようと
思
(
おも
)
って
待
(
ま
)
ちかまえていました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
虫
(
むし
)
の
音
(
ね
)
の
細
(
ほそ
)
ったことも、
外
(
そと
)
が
白々
(
しらじら
)
と
明
(
あ
)
けそめて、
路地
(
ろじ
)
の
溝板
(
どぶいた
)
を
踏
(
ふ
)
む
人
(
ひと
)
の
足音
(
あしおと
)
が
聞
(
きこ
)
えはじめたことも、
何
(
なに
)
もかも
知
(
し
)
らずに、ただ
独
(
ひと
)
り、
破
(
やぶ
)
れ
畳
(
だたみ
)
の
上
(
うえ
)
に
据
(
す
)
えた
寺子屋机
(
てらこやつくえ
)
の
前
(
まえ
)
に
頑張
(
がんば
)
ったまま
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
侍座
(
じざ
)
の公卿の、ただ一人すら見えぬわびしい
上
(
あ
)
ゲ
畳
(
だたみ
)
に、
胡坐
(
あぐら
)
し給うて、
御衣
(
ぎょい
)
もいと古びたままなお姿だが、しかし、かつての御威厳をすこしも卑屈にはしておられず、むしろ意識的に
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
美
(
うつく
)
しい
姿
(
すがた
)
のまま、
鉢
(
はち
)
かつぎはかまわず
縁先
(
えんさき
)
にしいたきたない
破
(
やぶ
)
れ
畳
(
だたみ
)
の上に
座
(
すわ
)
ろうとしますと、おとうさんの
中将
(
ちゅうじょう
)
はあわてて
立
(
た
)
って行って、
鉢
(
はち
)
かつぎのそばに
寄
(
よ
)
ると、その手を
取
(
と
)
って
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
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