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だうけう
又日本の
小説によく
現はれる
魔法遣ひが、
不思議な
藝を
演ずるのは
多くは、一
半は
佛教から一
半は
道教の
仙術から
出たものと
思はれる。
儒學に
入つても、
道教に
入つても、
佛法に
入つても
基督教に
入つても
同じ
事である。かう
云ふ
人が
深く
這入り
込むと
日々の
務が
即ち
道そのものになつてしまふ。
斯くて
支那には
昔から
化物思想が
非常に
發達し
中には
極めて
雄大なものがある。
尤も
儒教の
方では
孔子も
怪力亂神を
語らず、
鬼神妖怪を
説かないが
道教の
方では
盛に
之を
唱道するのである。