“どうきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
同郷37.5%
道教25.0%
道鏡25.0%
道経12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其翌年の春、彼女は同郷どうきょうの者で姓も同じく商売も兄のと似寄によった男に縁づいたことを知らして来た。秋十月の末、ある日丸髷まるまげった血色けっしょくの好い若いおかみさんが尋ねて来た。とめやであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いぶせき道教どうきょうの御堂と居酒屋などがあって、そこから南画によく描かれる田老田夫といったような半俗半仙的な老爺が出て来たりするが、いま現われた二古老がまさにそれで、おまけに、なんと
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの孝謙帝こうけんていちょうにおける道鏡どうきょうに似たようなものがあるという。
それほど衰弱のはげしい時にですら、わざわざとこんな道経どうきょうめいた文句を写す余裕が心にあったのは、今から考えてもまことに愉快である。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)