“そうべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
送別40.0%
壮瞥20.0%
総別20.0%
總別20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろ/\のあつ待遇もてなしけたのちよるの八ごろになると、當家たうけ番頭ばんとう手代てだいをはじめ下婢かひ下僕げぼくいたるまで、一同いちどうあつまつて送別そうべつもようしをするさうで、わたくしまねかれてそのせきつらなつた。
この異変の起きた場所は、有珠山の東に当る壮瞥そうべつ村であって、倶知安から洞爺湖の方へ抜ける支線鉄道の壮瞥駅から半里くらいの所である。
天地創造の話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
俳諧は連歌ほどはいはず。総別そうべつ景気の句は皆ふるし。一句の曲なくてはなりがたき故つよくいましめ置たる也。木導が春風、景曲第一の句也。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
にくさげな、高慢かうまんな、ひと馬鹿ばかにしたかたちうだい、總別そうべつはない畜生ちくしやうだ、とこゝろから、石段いしだんれたかけらひろつて、ぞくにねことふ、川楊かはやぎがくれに、ぢつねらつて、ひしりとげる
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)