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ざつたふ
ふりがな文庫
“ざつたふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
雑沓
41.2%
雜沓
35.3%
雜遝
11.8%
遝
5.9%
雑遝
5.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑沓
(逆引き)
先刻
(
さつき
)
から三人四人と絶えず
上
(
あが
)
つて来る見物人で
大向
(
おほむかう
)
はかなり
雑沓
(
ざつたふ
)
して来た。
前
(
まへ
)
の
幕
(
まく
)
から
居残
(
ゐのこ
)
つてゐる
連中
(
れんぢゆう
)
には待ちくたびれて手を
鳴
(
なら
)
すものもある。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ざつたふ(雑沓)の例文をもっと
(7作品)
見る
雜沓
(逆引き)
東
(
ひがし
)
の
門
(
もん
)
から
入
(
はひ
)
つて、
露店
(
ろてん
)
と
參詣人
(
さんけいにん
)
との
雜沓
(
ざつたふ
)
する
中
(
なか
)
を、
葵
(
あふひ
)
の
紋
(
もん
)
の
幕
(
まく
)
に
威勢
(
ゐせい
)
を
見
(
み
)
せた
八足門
(
はつそくもん
)
の
前
(
まへ
)
まで
行
(
ゆ
)
くと、
向
(
むか
)
うから
群衆
(
ぐんしう
)
を
押
(
お
)
し
分
(
わ
)
けて、
脊
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い
武士
(
ぶし
)
がやつて
來
(
き
)
た。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
ざつたふ(雜沓)の例文をもっと
(6作品)
見る
雜遝
(逆引き)
さて島田驛の人は定めて普門寺へ十念を受けに往くであらう。苾堂の
親戚
(
しんせき
)
が往く時
雜遝
(
ざつたふ
)
のために
困
(
くるし
)
まぬやうに、手紙と切手とを送る。最初に往く親戚は手紙と切手とを持つて行くが好い。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ざつたふ(雜遝)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
遝
(逆引き)
砲車
(
はうしや
)
は石を運ぶ台だと云つて作らせた。要するに此半年ばかりの間に、
絃誦洋々
(
げんしようやう/\
)
の地が次第に
喧噪
(
けんさう
)
と雑
遝
(
ざつたふ
)
とを常とする
工場
(
こうぢやう
)
になつてゐたのである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ざつたふ(遝)の例文をもっと
(1作品)
見る
雑遝
(逆引き)
これは本郷桜木天神の
傍
(
かたはら
)
に住んだ蘭軒でなくては想ひ到らぬ事である。真光寺の縁日は、寺門が電車の交叉点に向つて開いてゐる今日も、猶相応に賑しい。しかし既に昔日の
雑遝
(
ざつたふ
)
の面影をば留めない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ざつたふ(雑遝)の例文をもっと
(1作品)
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