“ごりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御霊30.0%
御陵20.0%
御寮16.7%
御料13.3%
呉亮3.3%
五寮3.3%
五陵3.3%
御猟3.3%
御領3.3%
悟了3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私と先輩の同窓生で久留米くるめ松下元芳まつしたげんぽうと云う医者と二人づれで、御霊ごりょうと云う宮地みやちに行て夜見世よみせの植木をひやかしてる中に、植木屋が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
丁度ちょうど十楽院じゅうらくいん御陵ごりょう近処きんじょまで来ると、如何どうしたのか、右手ゆんでにさしておるからかさが重くなって仕方がない、ぐうと、下の方へ引き付けられる様で、中々なかなからえられないのだ、おかしいと思って
狸問答 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
けれども、寺田屋には、御寮ごりょうはん、笑うてはる場合やおへんどっせと口軽なおとみという女中もいた。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
ちくぜんどのはお市御料ごりょうをいけどりにしたくてそろ/\おくの手を出しおったと、味方はもとより敵の陣中でさえそんなひょうばんが立ったくらいでござりまして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
頓首とんしゅして謝し、ついで卒すと。篋中きょうちゅうの朱書、道士の霊夢、王鉞おうえつの言、呉亮ごりょうの死と、道衍のこいと、溥洽のもくと、嗚呼ああ、数たると数たらざると、道衍けだし知ることあらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
呉亮ごりょうというものあり、建文帝につかえたり。すなわち亮をして応文の果して帝なるやあらぬやを探らしめたもう。亮の応文おうぶんを見るや、応文たゞちに、なんじは呉亮にあらずや、と云いたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
五寮ごりょう健児けんじ意気高し。……
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
五陵ごりょうの年少は 争って 纒頭はなを贈る
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて成は都に着いたがうったえをする手がかりがない。どうしたならいいだろうかと思っていると、天子が御猟ごりょうにいかれるという噂が伝わって来た。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
あては四国、阿波あわ御領ごりょうへ渡ります」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人類に本具の良智良能、換言すれば、その理性自然の命ずる法則に従ってかくの如き雑婚が決して人類の発達を助くるゆえんのものにあらざるを悟了ごりょうするに至った。
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)