“御料”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりょう50.0%
おんれう12.5%
ごりやう12.5%
ごりよう12.5%
ごれう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御厨とは、地方地方の御料ごりょうの荘園である。そこで取れる魚鳥の類や、果実、植物油、野菜などの大膳寮用の調菜ちょうさいを管理して、四季ごとに、朝廷へ送る職名なのだ。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御料おんれうにはされまじ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
なゝたりのなる人あり簾して船は御料ごりやうの蓮きりに行く
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
天子てんし御料ごりようの、はたけのある山里やまざといた青菜あをなも、そこの吉備きび國人くにびとと、二人ふたりんでゐると、がはれ/″\とすることよ、といふ意味いみのことをいはれたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
討取て「信濃なる木曾の御料ごれうに汁かけて只一口に九郎義經」と云れたる義經もたゞ此年を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)