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御陵
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ごりょう
ふりがな文庫
“
御陵
(
ごりょう
)” の例文
畏
(
おそ
)
れ多いご比較ではあるが、吉野の
御陵
(
ごりょう
)
には、雑草が
離々
(
りり
)
と
茂
(
お
)
いて、ここの何分の一の
御築石
(
みきずき
)
もない——
穢
(
けが
)
れもくそもあるものか、俺は、斬る
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
丁度
(
ちょうど
)
十楽院
(
じゅうらくいん
)
の
御陵
(
ごりょう
)
の
近処
(
きんじょ
)
まで来ると、
如何
(
どう
)
したのか、
右手
(
ゆんで
)
にさしておる
傘
(
からかさ
)
が重くなって仕方がない、ぐうと、下の方へ引き付けられる様で、
中々
(
なかなか
)
堪
(
こ
)
らえられないのだ、おかしいと思って
狸問答
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
先帝陛下が御崩御になって
中野
(
なかの
)
の先の
浅川
(
あさかわ
)
に
御陵
(
ごりょう
)
が出来た頃の話なんですよ。
三角形の恐怖
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「開化天皇の
御陵
(
ごりょう
)
でございます。
人皇
(
にんおう
)
九代にわたらせられます」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
崖の下は月輪川で、谷の
奥所
(
おくが
)
に
月輪関白
(
つきのわかんぱく
)
兼実
(
かねざね
)
の墓があるという。墓といえば、ついそこの眉にせまる
阿弥陀
(
あみだ
)
ヶ
峯
(
みね
)
の下あたりは墓や
御陵
(
ごりょう
)
だらけだった。鳥部野が近いのである。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「まずは
御陵
(
ごりょう
)
のおん前に」
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“御陵”の意味
《名詞》
天皇、皇后、皇太后、太皇太后を葬る墓所。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“御陵”で始まる語句
御陵中
御陵守
御陵山