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くちなし
ふりがな文庫
“くちなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
梔子
44.9%
山梔
26.5%
山梔子
16.3%
梔
4.1%
口無
2.0%
山梔木
2.0%
桅
2.0%
桅子
2.0%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梔子
(逆引き)
次兄にその名称を訊くと、
梔子
(
くちなし
)
だといつた。さういへば子供の頃から見なれた花だが、ひつそりとした姿が今はたまらなく懐しかつた。……
壊滅の序曲
(新字旧仮名)
/
原民喜
(著)
くちなし(梔子)の例文をもっと
(22作品)
見る
山梔
(逆引き)
真偽の分からぬ肉筆の浮世絵の軸物を掛けて、
一輪挿
(
いちりんざし
)
に
山梔
(
くちなし
)
の花を活けた床の間を背にして座を占めた末造は、鋭い目であたりを見廻した。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
くちなし(山梔)の例文をもっと
(13作品)
見る
山梔子
(逆引き)
落
(
お
)
ち
掛
(
か
)
けた
日
(
ひ
)
が
少時
(
しばし
)
竹藪
(
たけやぶ
)
を
透
(
とほ
)
して
濕
(
しめ
)
つた
土
(
つち
)
に
射
(
さ
)
し
掛
(
か
)
けて、それから
井戸
(
ゐど
)
を
圍
(
かこ
)
んだ
井桁
(
ゐげた
)
に
蒞
(
のぞ
)
んで
陰氣
(
いんき
)
に
茂
(
しげ
)
つた
山梔子
(
くちなし
)
の
花
(
はな
)
を
際立
(
はきだ
)
つて
白
(
しろ
)
くした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
くちなし(山梔子)の例文をもっと
(8作品)
見る
▼ すべて表示
梔
(逆引き)
宗右衛門もふと奥庭の奥深くへ眼をやつた。
白無垢
(
しろむく
)
のお小夜とお里が、今、花のまばらな
梔
(
くちなし
)
の陰から出てつはぶきに取り囲まれた
筑波井
(
つくばい
)
の側に立ち現はれたところである。
老主の一時期
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
くちなし(梔)の例文をもっと
(2作品)
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口無
(逆引き)
以て申立て終に死人に
口無
(
くちなし
)
の
喩
(
たと
)
への通り彼札の辻の人殺しは道十郎に事
極
(
きは
)
まり殘骸は取捨に相成
家財
(
かざい
)
は妻子に下し置れ
店請
(
たなうけ
)
人なる赤坂の六右衞門方へ妻子の者は
泣々
(
なく/\
)
引取れ長庵は何の御
咎
(
とが
)
めもなく
落着
(
らくちやく
)
せしかば
爰
(
こゝ
)
に於て三州藤川在岩井村へは此由を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
くちなし(口無)の例文をもっと
(1作品)
見る
山梔木
(逆引き)
それはマン丸く茂った
山梔木
(
くちなし
)
の根方の、ちょっと人眼に附きにくい処に、極めて自然な位置に投出されている相当大きな天草砥石であった。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
くちなし(山梔木)の例文をもっと
(1作品)
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桅
(逆引き)
楡と
桅
(
くちなし
)
を植えたのは、火災を封じたものらしい。向き合った一棟が朱雀造りで、梅と棗を植えたのは、盗賊避けから来たものらしい。
天主閣の音
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
くちなし(桅)の例文をもっと
(1作品)
見る
桅子
(逆引き)
もの甘き
花
(
はな
)
桅子
(
くちなし
)
の
薫
(
くゆり
)
してふりもそそげば
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
くちなし(桅子)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
くちなしのき