“山梔木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちなし50.0%
くちなしのき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはマン丸く茂った山梔木くちなしの根方の、ちょっと人眼に附きにくい処に、極めて自然な位置に投出されている相当大きな天草砥石であった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ですから軒下の暗闇づたいに近付いて行けるあの真暗い背戸の山梔木くちなしのき樹蔭こかげに在る砥石を選んだものではないかと考えます。あそこならば物音が、奥座敷へ聞えかねますから……
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)