“木幡山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こばたやま75.0%
こはたやま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大将軍に左兵衛督知盛さひょうえのかみとももり頭中将重衡とうのちゅうじょうしげひら薩摩守忠度さつまのかみただのり、侍大将に上総守忠清かずさのかみただきよ飛騨守景家ひだのかみかげいえを始めとした軍勢二万八千余騎が木幡山こばたやまを越えて急追した。
摂政基通も戦火を避けて都を出ると、宇治へと逃げ出して来たが、遠くからこれを認めた仲兼が疲れた馬に鞭打って木幡山こばたやまで基通に追いつき、馬から下りて畏まった。基通らは恐れおののいていた。
又あまりにお天気の好い和やかな日には峯に登って見て、遠く古里の空を眺めたり、木幡山こはたやま、伏見の里、鳥羽、羽束師はつかし等の辺を見渡したりするのである。
現代語訳 方丈記 (新字新仮名) / 鴨長明(著)