山梔木くちなしのき)” の例文
ですから軒下の暗闇づたいに近付いて行けるあの真暗い背戸の山梔木くちなしのき樹蔭こかげに在る砥石を選んだものではないかと考えます。あそこならば物音が、奥座敷へ聞えかねますから……
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)