山梔子の実を噛ませると吐く。黒砂糖を白湯でのむ。塩の汁をたくさん飲む。樟脳を湯にたてて服用する。などは松屋筆記の記載。
貴方が何處かの海邊に行つていらつしやるとの事、一週間ばかり前に山梔子孃からいただいた手紙で知つては居ました。
「この国中の人間が皆口が無いのに、私一人口があるのについては、それはそれは悲しいお話があります。あなたはあの山梔子という花を御存じですか」
そしてその下草にところ/″\山梔子が咲いてゐた。花の頃の思はるるほど、躑躅の木も多かつた。岡のあちこちに設けられた小徑はまだ眞新しく、新聞紙など散らばつてゐた。
“山梔子(クチナシ)”の解説
クチナシ(梔子、学名: Gardenia jasminoides)は、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。庭先や鉢植えでよく見られる。乾燥果実は、生薬・漢方薬の原料(山梔子・梔子)となることをはじめ、着色料など様々な利用がある。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
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