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梔
ふりがな文庫
“梔”の読み方と例文
読み方
割合
くちなし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちなし
(逆引き)
回回
(
フイフイ
)
教の寺院で
白衣
(
びやくい
)
の尼の列を珍しがり、共同墓地に
入
(
はひ
)
つて大理石の墓の多いのに驚き、
其処
(
そこ
)
でバクレツと云ふ
樹
(
き
)
の
梔
(
くちなし
)
の様な花の
匂
(
にほひ
)
の高いのを嗅ぎ
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
宗右衛門もふと奥庭の奥深くへ眼をやつた。
白無垢
(
しろむく
)
のお小夜とお里が、今、花のまばらな
梔
(
くちなし
)
の陰から出てつはぶきに取り囲まれた
筑波井
(
つくばい
)
の側に立ち現はれたところである。
老主の一時期
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
奥庭の
小径
(
こみち
)
の奥
筑波井
(
つくばい
)
の向うの
梔
(
くちなし
)
の
隙
(
すき
)
、低い風流な離れ家の
棟
(
むね
)
。それが何度一日に彼の目につくことであらう。結局彼はいつとはなしに娘達と遠ざかつて行つてしまつた。
老主の一時期
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
梔(くちなし)の例文をもっと
(2作品)
見る
梔
漢検1級
部首:⽊
11画
“梔”を含む語句
山梔木
梔子
山梔
山梔子
山梔子色
山梔色
梔子色
梔花色
“梔”のふりがなが多い著者
与謝野寛
与謝野晶子
岡本かの子