“きやうり”の漢字の書き方と例文
語句割合
郷里100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹村たけむらあきれてしまつた。かれ郷里きやうり新聞しんぶんで、大久保おほくぼ奈美子なみこ虐待ぎやくたいして、警察けいさつわづらはしたなぞのうはさみゝにしてゐたが、それもあなが新聞記者しんぶんきしや誇張こちやうでもなかつたやうにおもへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
ことながあひだ野田のだ身上しんしやうつて近所きんじよくら親方おやかたをしてるのが郷里きやうりちかくからたので自然しぜん知合しりあひであつたが、それが卯平うへい引退いんたいすゝめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
細君さいくんところによると、かれ郷里きやうりかへつてから當日たうじついたまで一片いつぺん音信おんしんさへ下宿げしゆくへはさなかつたのである。宗助そうすけ案外あんぐわいおもひ自分じぶん下宿げしゆくかへつてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)