“おほだき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大瀧66.7%
大滝33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怪火(あやしび)に映(うつ)る、其(そ)の大瀧(おほだき)の雪(ゆき)は、目(め)の前(まへ)なる、ヅツンと重(おも)い、大(おほき)な山(やま)の頂(いたゞき)から一雪崩(ひとなだ)れに落(お)ちて來(く)るやうにも見(み)えました。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
微笑(びせう)を含(ふく)みて讀(よ)みもてゆく、心(こゝろ)は大瀧(おほだき)にあたりて濁世(じよくせ)の垢(あか)を流(なが)さんとせし、某(それ)の上人(しやうにん)がためしにも同(おな)じく、戀人(こひゞと)が涙(なみだ)の文字(もじ)は幾筋(いくすぢ)の瀧(たき)の迸(ほとばし)りにも似(に)て、失(うしな)はん心弱(こゝろよわ)き女子(をなご)ならば。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
死力(しりよく)を籠(こ)めて、起上(おきあが)らうとすると、其(そ)の渦(うづ)が、風(かぜ)で、ぐわうと卷(ま)いて、捲(ま)きながら亂(みだ)るゝと見(み)れば、計知(はかりし)られぬ高(たか)さから颯(さつ)と大瀧(おほだき)を搖落(ゆりおと)すやうに、泡沫(あわ)とも、しぶきとも、粉(こな)とも、灰(はひ)とも
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とて、微笑を含みて読みもてゆく、心は大滝(おほだき)にあたりて濁世(だくせ)の垢(あか)を流さんとせし、某(それ)の上人がためしにも同じく、恋人が涙の文字(もんじ)は幾筋(いくすぢ)の滝のほとばしりにも似て、気や失なはん、心弱き女子(をなご)ならば。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)