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おこさま
無論これ
等の
元の
生神様からは、
沢山の
御分霊……つまり
御子様がお
生れになり、その
御分霊から
更に
又御分霊が
生れ、
神界から
霊界、
霊界から
幽界へと
順々に
階段がついて
居ります。
「
今日は。
御子様はどうかね。」
割木ほどの
事も
大臺にして
叱りとばさるる
婢女の
身つらや、はじめ
受宿の
老媼さまが
言葉には
御子樣がたは
男女六
人、なれども
常住家内にお
出あそばすは
御總領と
末お
二人
悦ぶ
所謂なし只今申上候御密談と申は
外の儀に候はず伊豆守殿には
拙者より先へ
御登城なされ將軍家へ天一坊儀は
重役共より
先達て
身分相調べ候處全く將軍の
御子樣に
相違なく存じ奉つり此段
言上仕り候へ共
退いて
能々勘考仕つり候へば
不審の
廉々も御座候
故奉行越前心付し
體に仕り内々
吟味致させ候に天一坊儀は