“おきあひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沖合66.7%
沖間33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かういふ津浪つなみ沖合おきあひおいてはがいして數尺すうしやくたかさしかたないから、もしそれがそのまゝのたかさをもつ海岸かいがん押寄おしよせたならば、大抵たいてい無難ぶなんなるべきはずである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
春枝夫人はるえふじんと、日出雄少年ひでをせうねんと、わたくしとが、おほく身送人みおくりにん袂別わかれげて、波止塲はとばから凖備ようい小蒸滊船こじようきせんで、はるかの沖合おきあひ停泊ていはくして弦月丸げんげつまる乘組のりくんだのはそのぎ三十ぷん
たとひ海岸線かいがんせん直線ちよくせんちかくとも、遠淺とほあさだけの關係かんけいで、なみたかさが數倍すうばい程度ていどすこともあるから、もし沖合おきあひけるたかさが數尺すうしやくのものであつたならば
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
すなは海水かいすい段々だん/\せまくなる港灣こうわんながむことになり、したがつて沖合おきあひではたかわづか一二尺いちにしやくにすぎなかつた津浪つなみも、港灣こうわんおくおいては數十尺すうじつしやくたかさとなるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
配り海手うみては深川新地の鼻より品川の沖迄御船手にて取切とりきり備船そなへぶね沖間おきあひへ出し間々は鯨船くぢらぶねにて取固とりかたも嚴重に構へたり扨又平石次右衞門は桐棒きりぼうの駕籠に打乘若黨長柄草履取を召倶めしぐし數寄屋橋の御役宅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)