“いきかへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蘇生66.7%
活返13.3%
生返13.3%
復活6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓬々ぼう/\けたかみくしれてつめたいみづれたときおつぎはやうや蘇生いきかへつたやうになる。それでもはまだあかくて態度たいどがふら/\と懶相だるさうである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わかいものは活返いきかへつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ふね大丈夫だいぢやうぶしんじたらつてる、うへでは甚麽どんな颶風はやてようが、ふねしづまうが、からだおぼれようが、なに、大丈夫だいぢやうぶだとおもつてござれば、ちつともおどろくことはない。こりやよしんでも生返いきかへる。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其を考へる度に、亡くなつた父が丑松の胸中に復活いきかへるのである。急に其時、心の底の方で声がして、丑松を呼びいましめるやうに聞えた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
斯ういふ過去の記憶は今丑松の胸の中に復活いきかへつた。七つ八つの頃まで、よく他の小供に調戯からかはれたり、石を投げられたりした、其恐怖おそれの情はふたゝび起つて来た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)