“生返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきかえ33.3%
いきかへ33.3%
いきけえ16.7%
なまがえ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瀬戸内海の海で、やりそこなったこともあるし、自宅で薬品自殺して分量が多過ぎてかえって生返いきかえったこともあった。
篠笹の陰の顔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
斯して置は殺生なりさりとて生返いきかへらせなば又々旅人へ惡さをなす者共なればとゞめをさして呉んと鐵の棒のさきのどあたりへ押當おしあて一寸々々ちよい/\よしで物を突く如く手輕てがるに止めを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幾ら泣いても生返いきけえる訳でなえというけれども、只彼処あすこつくなんで線香を上げ、水を上げちゃア泣いてるだ、誠にハア困ります
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一年の三学期の時、日露の時局じきょくが切迫した。同級生は開戦論と非戦論に分れた。それが期せずして未信者組と信者組だった。信者の私はソロ/\未信者に生返なまがえった証拠に、開戦論を唱えた。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)