“あさり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浅蜊47.4%
淺蜊10.5%
蛤蜊10.5%
10.5%
求食5.3%
浅利5.3%
蛤仔5.3%
蜊貝5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今さら驚いて顔役と亀親方だけが、例の浅蜊あさりをザクザク踏みしめる路地の奥を訪れた。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
潟からは浅蜊あさりしじみはまぐりがよく獲れて、綺麗きれいな模様をした貝殻も多かった。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
物干場の草原だの、浅蜊あさりしじみの貝殻の棄てたも交る、空地を通して、その名の岬に立ったように
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
淺蜊あさりやア淺蜊あさり剥身むきみ——高臺たかだい屋敷町やしきまちはるさむ午後ごご園生そのふ一人ひとり庭下駄にはげた爪立つまだつまで、そらざまなるむすめあり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
第二十一 蛤蜊あさりのライスカレー はアサリの身一合と玉葱一つ西洋人参三つジャガ芋三つとを細かく切って水五勺を加え塩味をつけて一旦強火で煮ますが上へ泡が浮きますから丁寧ていねいによくすくい取ってそれからは火を弱くして三十分間煮詰めます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
あるいはまたこの日必ずあさりを食べるという習いが、上総あたりの産地に近い村里のみならず、海なき美濃の国、または信州の境に接した山村までに及んでいることは、それが交通盛んな平野地方においても認められぬ処があるために、かえって遠い伝来のあることを考えしめる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
がんこれを見ればまづ二三こゝにをりておのれまづ求食あさり、さてふんをのこしてしよくある処のしるしとす、俚言りげんにこれをがん代見立しろみたてといふ。
宿借やどかり、蛤、浅利あさり、蟹、牡蠣かき、ウニ、ユウ、磯巾着、海藻、人手ひとでなど、そのほか
鯛釣り素人咄 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
入口には蛤仔あさり文蛤はまぐりざるを置いてあった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
併しおかづは手輕てがるだ、葡萄豆ぶだうまめ紫蘇卷しそまき燒海苔やきのり鹿菜ひじき蜊貝あさりのおつゆ………品は多いが、一ツとしてたすにりるやうな物はない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)