職業漁師でも遊釣人でも、鯛といえば、真鯛を指すのが常識である。真鯛に色、形ともによく似ているのに血鯛と黄鯛とがある。これは、真鯛に比べると気品も味も劣り、釣りの興趣も真鯛ほどではない。 真鯛の当歳子、つまり出来鯛の四、五十匁くらいまでのもの …
著者 | 佐藤垢石 |
ジャンル | 芸術・美術 > スポーツ・体育 > 釣魚 遊猟 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「釣趣戯書」三省堂、1942(昭和17)年 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約12分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約20分(300文字/分) |