“あさる”の漢字の書き方と例文
語句割合
求食100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されどるにも位列ゐれつをなしてみだりならず。求食あさる時はみなあさり、あそぶ時はみなあそぶ。雁中がんちゆうに一雁ありて所為なすところみなこれにしたがふ、大将たいしやう士卒しそつとのごとし。
眠る時は人にとほき処にてあつまり眠る、此時は首をあげて四方を見てゐる雁二羽あり、人これを番鳥ばんどりといふ。求食あさるにもしか也。とぶれつをなすは雁行がんかうとて兵書へいしよにもいへり、人のしる処也。
人のきたるか又はあやしきを見れば、かのばんとりたゝきをなす、のとりこれをきゝ、いかに求食あさるともねぶるとも此羽たゝきをきゝあやまらず、幾羽いくはみだれとびあがり、さてれつをなしてる。