“雁行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんこう89.5%
がんかう10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで扇の動き方でその日の暑さを知ったというのは、雁行がんこうの乱るるを見て伏兵を知った名将と同等以上であるのかもしれない。
或る程度の期待がつなげられるようになったが、是と雁行がんこうしまた互いに利用し得べき文化史の方面では、まだ疑問の形すらもそなわっていない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あやしふねつひ弦月丸げんげつまる雁行がんかうになつた。船橋せんけう船長せんちやう右顧左顧うこさこしきりに心安こゝろやすからずえた。
眠る時は人にとほき処にてあつまり眠る、此時は首をあげて四方を見てゐる雁二羽あり、人これを番鳥ばんどりといふ。求食あさるにもしか也。とぶれつをなすは雁行がんかうとて兵書へいしよにもいへり、人のしる処也。