-
トップ
>
-
行雁
読み方 | 割合 |
かうがん | 66.7% |
ゆくかり | 33.3% |
毛氈を
老樹の
下にしき
烟くゆらせつゝ
眺望ば、引舟は浪に
遡りてうごかざるが如く、
下る舟は
流に
順ふて
飛に
似たり。
行雁字をならべ
帰樵画をひらく。
毛氈を
老樹の
下にしき
烟くゆらせつゝ
眺望ば、引舟は浪に
遡りてうごかざるが如く、
下る舟は
流に
順ふて
飛に
似たり。
行雁字をならべ
帰樵画をひらく。
湖龍斎が画中の美人の物思はしく秋の夜の空に
行雁の影を見送り、歌麿が女の
打連立ちて柔かき
提灯の光に春の夜道を歩み行くが如き
駒形堂の白壁に
日脚は傾き、
多田薬師の
行雁(中巻第七図)に夕暮迫れば、第八図は大川橋の
橋袂にて、
竹藪茂る小梅の里を望む
橋上には
行人絡繹たり。