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鼠捕
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ねずみと
ふりがな文庫
“
鼠捕
(
ねずみと
)” の例文
カピ妻 さいの、
其時分
(
そのじぶん
)
には
甚
(
きつ
)
い
鼠捕
(
ねずみと
)
りであったさうな。したが、わたしが
不寢
(
ねず
)
の
番
(
ばん
)
をするゆゑ、
今
(
いま
)
は
其樣
(
そのやう
)
な
鼠
(
ねずみ
)
をば
捕
(
と
)
らすことぢゃない。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
前足
(
まへあし
)
を
舐
(
な
)
めたり、
顏
(
かほ
)
を
洗
(
あら
)
つたりしてゐるの——
飼
(
か
)
つて
見
(
み
)
れば
可愛
(
かあい
)
いものよ——
鼠捕
(
ねずみと
)
りの
名人
(
めいじん
)
だわ——オヤ、
御免
(
ごめん
)
よ!
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
こう屋敷中で見張っているところへ、新太郎の膳のお菜の中へ、
石見銀山
(
いわみぎんざん
)
の
鼠捕
(
ねずみと
)
りを入れたものがありました。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
だが、それは猫を唯の
鼠捕
(
ねずみと
)
りとして見た上の事で、猫はその
外
(
ほか
)
にまた哲学者である。ちやうど亡くなつた菊池大麓氏が枢密顧問官と同時に哀れな数学者であつたやうに……。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
(あのおじいさんはきっと
鼠捕
(
ねずみと
)
りだな。)キッコは考えました。おじいさんは
変
(
へん
)
な
黒
(
くろ
)
い
沓
(
くつ
)
をはいていました。そしてキッコと行きちがうときいきなり顔をあげてキッコを見てわらいました。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
鼠捕
(
ねずみと
)
りの
名人
(
めいじん
)
だわ!あァ
然
(
さ
)
うだ、
鳥
(
とり
)
を
追
(
お
)
ッ
驅
(
か
)
ける
所
(
ところ
)
を
見
(
み
)
せてあげたいのね!それこそ
玉
(
たま
)
ちやんは
其
(
そ
)
れを
見
(
み
)
るが
早
(
はや
)
いか、
直
(
す
)
ぐに
小鳥
(
ことり
)
などは
捕
(
と
)
つて
食
(
た
)
べて
了
(
しま
)
つてよ!
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
尤
(
もつと
)
もお許しのない毒藥を持つて居るのは、藥種屋でも禁制だが、長崎屋のは
鼠捕
(
ねずみと
)
りに使ふために仕入れたので、それで鼠捕り團子を拵へて、船に賣込むんだといふことですよ
銭形平次捕物控:167 毒酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
町内の本道(内科医)を呼んで見せると、岩見銀山の
鼠捕
(
ねずみと
)
りで死んだと判りましたが、食い物は店中同じですから、何か
理由
(
わけ
)
があって毒を飲んで自害したと見るの他はありません。
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
捕
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“鼠”で始まる語句
鼠
鼠色
鼠賊
鼠骨
鼠不入
鼠小僧
鼠木綿
鼠甲斐絹
鼠坂
鼠鳴