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陽気
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やうき
ふりがな文庫
“
陽気
(
やうき
)” の例文
旧字:
陽氣
此
雪頽
(
なだれ
)
といふ事
初編
(
しよへん
)
にもくはしく
記
(
しるし
)
たるごとく、山に
積
(
つも
)
りたる雪二丈にもあまるが、春の
陽気
(
やうき
)
下
(
した
)
より
蒸
(
むし
)
て
自然
(
しぜん
)
に
砕
(
くだ
)
け
落
(
おつ
)
る事
大磐石
(
だいばんじやく
)
を
転
(
まろば
)
しおとすが如し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
五
月
(
ぐわつ
)
の
上旬
(
じやうじゆん
)
……とは
言
(
い
)
ふが、まだ
梅雨
(
つゆ
)
には
入
(
はひ
)
らない。けれども、ともすると
卯
(
う
)
の
花
(
はな
)
くだしと
称
(
とな
)
うる
長雨
(
ながあめ
)
の
降
(
ふ
)
る
頃
(
ころ
)
を、
分
(
わ
)
けて
其年
(
そのとし
)
は
陽気
(
やうき
)
が
不順
(
ふじゆん
)
で、
毎日
(
まいにち
)
じめ/\と
雨
(
あめ
)
が
続
(
つゞ
)
いた。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此
雪頽
(
なだれ
)
といふ事
初編
(
しよへん
)
にもくはしく
記
(
しるし
)
たるごとく、山に
積
(
つも
)
りたる雪二丈にもあまるが、春の
陽気
(
やうき
)
下
(
した
)
より
蒸
(
むし
)
て
自然
(
しぜん
)
に
砕
(
くだ
)
け
落
(
おつ
)
る事
大磐石
(
だいばんじやく
)
を
転
(
まろば
)
しおとすが如し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(
人肌
(
ひとはだ
)
にて
温
(
あたゝ
)
むはもつともよし)
手足
(
てあし
)
の
凍
(
こゞえ
)
たるも
強
(
つよ
)
き
湯火
(
たうくわ
)
にてあたゝむれば、
陽気
(
やうき
)
いたれば
灼傷
(
やけど
)
のごとく
腫
(
はれ
)
、つひに
腐
(
くさり
)
て
指
(
ゆび
)
をおとす、百
薬
(
やく
)
功
(
こう
)
なし。これ
我
(
わ
)
が見たる所を
記
(
しる
)
して人に
示
(
しめ
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これを
里言
(
りげん
)
にざいわたりといふ。我国の
俚言
(
りげん
)
にすべて物の
凍
(
こほ
)
るを、○ざい○しみる○いてなどいふ。(いては古言也)此川の氷り正月のすゑか二月のはじめにいたれば、
陽気
(
やうき
)
を
得
(
え
)
て
自然
(
しぜん
)
と
裂
(
さけ
)
て
流
(
なが
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“陽気”で始まる語句
陽気な船乗り