“不順”の読み方と例文
読み方割合
ふじゆん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月(ぐわつ)の上旬(じやうじゆん)……とは言(い)ふが、まだ梅雨(つゆ)には入(はひ)らない。けれども、ともすると卯(う)の花(はな)くだしと称(とな)うる長雨(ながあめ)の降(ふ)る頃(ころ)を、分(わ)けて其年(そのとし)は陽気(やうき)が不順(ふじゆん)で、毎日(まいにち)じめ/\と雨(あめ)が続(つゞ)いた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
蒸暑(むしあつ)かつたり、涼(すゞ)し過(す)ぎたり、不順(ふじゆん)な陽氣(やうき)が、昨日(きのふ)も今日(けふ)もじと/\と降(ふ)りくらす霖雨(ながあめ)に、時々(とき/″\)野分(のわき)がどつと添(そ)つて、あらしのやうな夜(よる)など續(つゞ)いたのが、急(きふ)に朗(ほがら)かに晴(は)れ渡(わた)つた朝(あさ)であつた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)