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門人
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もんじん
ふりがな文庫
“
門人
(
もんじん
)” の例文
「
腕
(
うで
)
の
鉄砲傷
(
てっぽうきず
)
は
急所
(
きゅうしょ
)
がそれておるし、ただいま、
門人
(
もんじん
)
に
手当
(
てあて
)
をさせておるゆえ、べつだんなこともないようでござる」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尊はその時分、神仙から
授
(
さず
)
かった秘法や
禁厭
(
まじない
)
で附近の人びとの病気などを
癒
(
なお
)
していた。尊の噂が高まってくるとともにその
門人
(
もんじん
)
となる者もできた。
太美
(
ふとみ
)
の
万彦
(
よろずひこ
)
もその弟子の一人であった。
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
この
諸平
(
もろひら
)
のゐた
時分
(
じぶん
)
に、
近世
(
きんせい
)
でもっとも
名高
(
なだか
)
い
香川景樹
(
かがはかげき
)
といふ
歌人
(
かじん
)
が
京都
(
きようと
)
にゐました。
非常
(
ひじよう
)
に
上手
(
じようず
)
の
評判
(
ひようばん
)
があり、
門人
(
もんじん
)
も
多
(
おほ
)
く、その
一門
(
いちもん
)
は
榮
(
さか
)
えて
今
(
いま
)
までも
續
(
つゞ
)
いてゐるほどの
人
(
ひと
)
でありました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
それでね
孔子
(
こうし
)
の
門人
(
もんじん
)
のうちで、
子路
(
しろ
)
が
一番
(
いちばん
)
好
(
すき
)
だつて
云
(
い
)
ふんですがね。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
むろん、
鐘巻一火
(
かねまきいっか
)
の
門人
(
もんじん
)
たちも、ただは見ていなかった。もし、
師
(
し
)
の身にまちがいがあってはと
控
(
ひか
)
え
場
(
ば
)
の
幕
(
まく
)
を
空
(
から
)
にして、こぞって、そこへ飛んできた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
『
門人
(
もんじん
)
——真雄の刀を取り寄せて、次の据物を斬らせてやらっしゃい』
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そとのさわぎに、
門人
(
もんじん
)
すべてではらって、
幕
(
まく
)
のうちには
人影
(
ひとかげ
)
もない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“門人”の意味
《名詞》
門人(もんじん)
誰かの門下に入ってその教えを学ぶ者。
(出典:Wiktionary)
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“門”で始まる語句
門
門口
門出
門並
門司
門前
門附
門扉
門違
門跡