“香川景樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かがはかげき62.5%
かがわかげき37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香川景樹かがはかげきは、すなはち桂園派の元祖で、天保十四年七十六歳で歿した有名な歌人である。生涯古今集を手本とし、貫之を目標として勉強した。
愛国百人一首評釈 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
香川景樹かがはかげきは古今貫之崇拝にて見識の低きことは今更申す迄も無之候。俗な歌の多き事も無論に候。併し景樹には善き歌も有之候。自己が崇拝する貫之よりも善き歌多く候。
再び歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
香川景樹かがわかげきは古今貫之崇拝にて見識の低きことは今更申すまでも無之候。俗な歌の多き事も無論に候。しかし景樹には善き歌も有之候。自己が崇拝する貫之よりも善き歌多く候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
その人は、福島にある彼の歌の友だちで、香川景樹かがわかげきの流れをくむものの一人ひとりで、何か用達ようたしに町を出歩いているところであったが、彼の顔色の青ざめていることが先方を驚かした。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)