香川景樹かがわかげき)” の例文
香川景樹かがわかげきは古今貫之崇拝にて見識の低きことは今更申すまでも無之候。俗な歌の多き事も無論に候。しかし景樹には善き歌も有之候。自己が崇拝する貫之よりも善き歌多く候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
その人は、福島にある彼の歌の友だちで、香川景樹かがわかげきの流れをくむものの一人ひとりで、何か用達ようたしに町を出歩いているところであったが、彼の顔色の青ざめていることが先方を驚かした。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
香川景樹かがわかげきは『古今』貫之崇拝にて見識の低きことは今更申すまでも無之候。俗な歌の多きこともむろんに候。しかし景樹にはき歌も有之候。自己が崇拝する貫之よりも善き歌多く候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)