“餌香川”の読み方と例文
読み方割合
えかがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほどなく、餌香川えかがわが広まり、まだ寝しずまっている散所部落が見えてくる。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石川の本流、餌香川えかがわ、道明寺川、恩智川などが、いわゆる“川ノ辻”をなしており、また、三角洲だの両岸の芦の彼方にも、散所部落の屋根が望まれ、大きな月一つのほか、すべてびょうとしていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)