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鈴木春信
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すずきはるのぶ
ふりがな文庫
“
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)” の例文
また評論中にはひたすら重きを歌麿に置かんと欲せしが故か
動
(
やや
)
もすればその以前の画工
鳥居清長
(
とりいきよなが
)
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
らを
軽
(
かろん
)
ぜんとする
傾
(
かたむき
)
あり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
橘屋
(
たちばなや
)
の
若旦那
(
わかだんな
)
徳太郎
(
とくたろう
)
が、おせんの
茶屋
(
ちゃや
)
で
安心
(
あんしん
)
の
胸
(
むね
)
を
撫
(
な
)
でおろしていた
時分
(
じぶん
)
、
当
(
とう
)
のおせんは、
神田白壁町
(
かんだしろかべちょう
)
の
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
の
住居
(
すまい
)
へと、ひたすら
駕籠
(
かご
)
を
急
(
いそ
)
がせた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
釣枝、
立木
(
たちき
)
、岩組、
波布
(
なみぬの
)
、浪板の如き
甚
(
はなはだ
)
しく不自然なる
大道具
(
おおどうぐ
)
は
宛
(
さながら
)
浮世絵における
奥村政信
(
おくむらまさのぶ
)
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
らの美人画の背景にひとし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
下谷
(
したや
)
谷中
(
やなか
)
の
片
(
かた
)
ほとり、
笠森稲荷
(
かさもりいなり
)
の
境内
(
けいだい
)
に、
行燈
(
あんどん
)
懸
(
か
)
けた十一
軒
(
けん
)
の
水茶屋娘
(
みずちゃやむすめ
)
が、三十
余人
(
よにん
)
束
(
たば
)
になろうが、
縹緻
(
きりょう
)
はおろか、
眉
(
まゆ
)
一つ
及
(
およ
)
ぶ
者
(
もの
)
がないという、
当時
(
とうじ
)
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
が一
枚刷
(
まいずり
)
の
錦絵
(
にしきえ
)
から
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
の古き版画の色と線とから感じられるような、疲労と倦怠とを思わせるが、これに反して秋も末近く、
一宵
(
ひとよさ
)
ごとにその力を増すような西風に
鐘の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
「
風流絵暦所
(
ふうりゅうえこよみどころ
)
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
明和
(
めいわ
)
のむかし、この樹下に
楊枝店
(
ようじみせ
)
柳屋
(
やなぎや
)
あり。その美女お
藤
(
ふじ
)
の姿は今に
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
一筆斎文調
(
いっぴつさいぶんちょう
)
らの
錦絵
(
にしきえ
)
に残されてある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
清長は浮世絵発達の歴史上その創始者なる
菱川師宣
(
ひしかわもろのぶ
)
また錦絵の発明者なる中興の祖
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
と並びてこれらの三大時期を区別せしむべき最も重要なる地位を占む。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかして
明和
(
めいわ
)
二年に至り、
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
初めて精巧なる木板
彩色摺
(
さいしきずり
)
の法を発見せしより浮世絵の傑作品は多く板画に
止
(
とど
)
まり、肉筆の制作は
湖龍斎
(
こりゅうさい
)
、
春章
(
しゅんしょう
)
、
清長
(
きよなが
)
、
北斎
(
ほくさい
)
等の或る作品を除くの
外
(
ほか
)
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
鈴
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“鈴木”で始まる語句
鈴木
鈴木三重吉
鈴木巡査
鈴木清太郎
鈴木町
鈴木主水
鈴木正三
鈴木儀六
鈴木梅太郎
鈴木屋