“鈴木儀六”の読み方と例文
読み方割合
すずきぎろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又加州の書生に鈴木儀六すずきぎろくと云う者があって、れも岸と同国の縁で、私と鈴木と両人、昼夜看病して、およそ三週間も手を尽したけれども、如何どうしても悪症でとう/\助からぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
加賀の金沢の鈴木儀六すずきぎろくと云う男は、江戸から大阪に来て修業した書生であるが、この男が元来一文なしに江戸に居て、辛苦しんくして写本でもって自分の身を立てたその上に金を貯えた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)