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遂
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つゐ
ふりがな文庫
“
遂
(
つゐ
)” の例文
朝又
餅
(
もち
)
を
炙
(
あぶ
)
りて食し、
荊棘
(
いばら
)
を
開
(
ひら
)
きて山背を
登
(
のぼ
)
る、昨日来
餅
(
もち
)
のみを
喫
(
きつ
)
し未だ一滴の水だも
得
(
え
)
ざるを以て、一行
渇
(
かつ
)
する事実に
甚
(
はなはだ
)
し、梅干を
含
(
ふく
)
むと雖も
唾液
(
つば
)
遂
(
つゐ
)
に出で
来
(
きた
)
らず
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
縁の下へ
潜
(
もぐ
)
り、天井裏を這ひ廻り、それから、庭石を引つくり返したり、井戸へ
灯
(
あかり
)
を下げたり、實に徹底的な家搜しをやりましたが、夕刻になるまで、
遂
(
つゐ
)
に何んの得るところもなかつたのです。
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此に於て竹葉上に
点々
(
てん/\
)
滴
(
したた
)
れる所の
露
(
つゐ
)
を
甞
(
な
)
め、以て漸く
渇
(
かつ
)
を
慰
(
い
)
す、吉田署長病
再発
(
さいはつ
)
し
歩
(
あゆ
)
むに
堪
(
た
)
へず、
遂
(
つゐ
)
に他の三名と共に
帰途
(
きと
)
に
就
(
つ
)
かる、行者
参
(
まゐ
)
り三人も亦
心
(
こころ
)
淋
(
さび
)
しくやなりけん
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
遂
(
つゐ
)
に将来大障碍を
起
(
のこ
)
さしめたり、
障碍
(
しやうげ
)
とは何ぞ、一行は
巍然
(
ぎぜん
)
たる燧岳眼前にあるを以て、
其
(
その
)
麓
(
ふもと
)
の尾瀬沼に
至
(
いた
)
らんには半日にして
足
(
た
)
れり、今夜其処に
達
(
たつ
)
するを
得
(
う
)
べしと
考
(
かんが
)
へしに
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
“遂”の解説
遂(すい)は、夏代に建国された諸侯国。舜の末裔の虞遂が受封された。夏・殷・西周・春秋時代に存続した。春秋時代に魯に服属した。周の釐王元年(紀元前681年)斉の桓公により滅亡した。遂の滅亡で魯の荘公に圧力をかけた。遂についての歴史的記載は主に孔子の『春秋』による。
(出典:Wikipedia)
遂
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
“遂”を含む語句
遂々
仕遂
遂行
添遂
韓遂
討遂
為遂
褚遂良
完遂
毛遂
爲遂
成遂
不遂
未遂入水
遣遂
遂高
遂良
遂次
遂得
遂事
...