貴重きちょう)” の例文
朕ハ我カ臣民ノ権利及財産ノ安全ヲ貴重きちょうシ及之ヲ保護シ此ノ憲法及法律ノ範囲内ニおい享有きょうゆうヲ完全ナラシムヘキコトヲ宣言ス
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
委員N「長官に申します。本会議は生産委員会であります。生産に直接関係なき議論のために貴重きちょうな時間を浪費することをやめられたい」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたしは、ここに霊薬れいやくっています。このくすりは、千まんかいくだいて、そのなかからさがした霊薬れいやくで、どんなものにもがた貴重きちょうしなです。
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
前にいった轎夫きょうふ賃銭ちんせんは金銭で計算されるが、壮丁そうていの僕に対する好意は金銭をもって換算かんさんできぬものである。しかしてこれが一番貴重きちょうなる務めである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
おそらく今、世界でいちばん貴重きちょうな物が、そこに生まれようとしているのです。荘厳そうごん神秘しんぴとにつつまれたその部屋です。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
どんな貴重きちょうのものも、子供こどもとは、とうてい比較ひかくになるものではないと、しみじみこのときだけはかんじたのであります。
星の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、西国さいごく女王じょおうくびにかかっていた貴重きちょうなひすいは、ついにふじのはなくにきさき首飾くびかざりになったのであります。
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
モウリ博士が生命いのちをまとにして持ちこんでくれた土産みやげばなしはマルモ探検隊にとって非常に貴重きちょうなことがらだった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
国々くにぐにに、ひすいのたまは、貴重きちょうのものとなりました。どの女王じょおうもその首飾くびかざりをかけられるようになりました。
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
だがそれほどの貴重きちょうなものを、わからなくしてしまうというのは、おかしいというので、工場は何回にもわたって厳重げんじゅう捜査そうさが行われた。だが、やっぱり見つからずじまいであった。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
貴重きちょう収穫しゅうかくだ。そういうときには、玉太郎が先へ出た。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
貴重きちょうなX塗料とりょう
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)