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貧乏
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びんぼふ
ふりがな文庫
“
貧乏
(
びんぼふ
)” の例文
それはおぢさんが
貧乏
(
びんぼふ
)
なために、
金持
(
かねもち
)
の
子
(
こ
)
のやうに大切にしてやられなかつたからだ。だがおぢさんにはまだ
二人
(
ふたり
)
の
子供
(
こども
)
がある。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
少々
(
せう/\
)
寒
(
さむ
)
し、
不景氣
(
ふけいき
)
な
薄外套
(
うすぐわいたう
)
の
袖
(
そで
)
を
貧乏
(
びんぼふ
)
ゆすりにゆすつて
居
(
ゐ
)
ると、
算木
(
さんぎ
)
を
四角
(
しかく
)
に
並
(
なら
)
べたやうに、クツシヨンに
席
(
せき
)
を
取
(
と
)
つて
居
(
ゐ
)
た
客
(
きやく
)
が、そちこちばら/\と
立掛
(
たちかゝ
)
る。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
農夫
(
のうふ
)
は
貧乏
(
びんぼふ
)
の者なりしゆゑ六百ときゝて大によろこび、
焼飯
(
やきめし
)
二ツを出して六百の銭に
替
(
かへ
)
けり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
おぢさんは
永
(
なが
)
いこと、いつも、
君
(
きみ
)
たちにいい
本
(
ほん
)
をこしらへてあげたいと
思
(
おも
)
つてゐた。けれど
貧乏
(
びんぼふ
)
では
本
(
ほん
)
も
書
(
か
)
けない。
今度
(
こんど
)
やつとのことで、この
本
(
ほん
)
をつくることができた。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
農夫
(
のうふ
)
は
貧乏
(
びんぼふ
)
の者なりしゆゑ六百ときゝて大によろこび、
焼飯
(
やきめし
)
二ツを出して六百の銭に
替
(
かへ
)
けり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
おぢさんは
君
(
きみ
)
たちのお
父
(
とう
)
さんやお
母
(
かあ
)
さんと
同
(
おな
)
じやうに
貧乏
(
びんぼふ
)
だ。そして
君
(
きみ
)
たちのやうな
元氣
(
げんき
)
な
可愛
(
かあい
)
い
子供
(
こども
)
を
持
(
も
)
つてゐる。
去年
(
きよねん
)
は六つになるスミレといふ
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
を
一人
(
ひとり
)
亡
(
な
)
くした。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
“貧乏”の解説
貧乏(びんぼう、英語:poor)とは、財産や収入が少なく生活が苦しいこと。貧しいさま。貧困より生活には困窮していない。俗に金欠と言われる場合があるが、状況が悪化すると赤貧とも呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
貧
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
乏
常用漢字
中学
部首:⼃
5画
“貧乏”で始まる語句
貧乏人
貧乏徳利
貧乏籤
貧乏世帯
貧乏動
貧乏世帶
貧乏神
貧乏臭
貧乏村
貧乏鬮